蒲田にきてもうすぐ1か月
ゴールデンウィークが終わったというのに
この寒さはいったい何なのか。
ぶっちゃけ着るものがない。
冬物は全部捨ててきちゃったからね。

ところで僕は、歌手として海外で活躍する。
そう、僕は世界で大シンガーになるのだ。
日本人で海外で活躍しているミュージシャンは沢山いるけど、
ボーカル=歌で活躍してる人って聞かなくて、
楽器を弾いている人たちばかり。

だから僕は、歌手として海外で活躍する。
目標はニューヨークでジャズシンガーになる。
そして名門ジャズレーベルとアーティスト契約をして
アルバムをリリースをする。
そのうち1枚はスタンダードのクリスマスソングを収録した
クリスマスアルバムをアメリカでリリースする。
ということを考えている。

考えるのは自由でしょ?
でも実現するからね。

そのために僕に足りないものや
今あるものをさらに磨くために、
年明け1月から色々トレーニングを始めた。

正月の目標として、
先に書いたことを目標に、
海外へは今年中に行こう!というスタンスで
1月初旬にトレーニングを始めたのだが、
その月の末、当時住んでた練馬のマンションの
地下駐車場で水漏れ騒ぎが発生した。

管理会社が調べたところ、
水漏れの箇所が僕の部屋んとこが怪しいとのことで、
業者がうちにやってきて調べたら、
やっぱりうちらしい。
へえそうなんすか、なんて軽くとらえてたら
ある日、うちの台所の床から水が溢れてきたではないか。

なんじゃこりゃ!と慌てて業者を呼んだところ、
お湯を通す配水管が老朽化してるために
穴が数か所にできていて、
そこからお湯漏れが発生しているのだそうだ。

お湯って水道とは別の配管なんだということを
生まれて初めて知ったのだが
外の水道管から給湯器本体に繋がって
その中で水を温め、お湯になった水を別の配管に出して、
蛇口の手前で水道管と合流するという。
なるほど。
うちは1階なので、水漏れの被害箇所は直下の地下駐車場だけ。
住民被害がなかったのが幸いだった。

ただ、分譲マンションでは
共有部分と専有部分とがあって、
水漏れの部分は専有部分とのことで、
修理は自腹、管理組合から出してくれないのである。
ここで保険に入ってるか入ってないかで運命が分かれる。

みなさんもどうか住まいと保険にはご注意を。

この水漏れ以外にも、
実は去年の夏にエアコンが壊れて
こちらは冷却器のガス漏れが原因のもので、
応急処置でガスを注入したものの、
もう古いものなので漏れは治らず、
今季の冬で寿命だといわれていたこともあり、
トレーニングを始めて精神的に家を出ると決めた1月初旬から
まだ2週間しか経っていないのに、
このように物理的に「出ていけ」的なことが
それもエアコンよりももっと深刻な「水回り」で起きてしまったという。

いやでもちょっと待ってよ、さすがに早すぎるでしょ
と少々、いやかなり慌てながら色々と対処したすえに、
マンションから巣立ちをすることを決心したのである。

「巣立ち」という言葉を使ったのは、
このマンションの部屋はもともと父親の持ち物で
僕はここを間借りしていたのだ。
なので「巣立ち」と言ってみたのである。
23区にある3DKのマンションに
タダで「ちょっとした暮らし」をしてたわけで、
今まで父上本当にありがとうございました。

ということで、いざ「巣立ち」を決意しちゃったら、
もう気分は「出ていく」モードにシフトチェンジ。
今すぐにでも出ていきたくなるのが僕の性分で、
あと先なんも考えない鉄砲玉なヤツなのである。

家じゅうの家財道具を一切合切処分して、
♪トランク一つだけで浪漫飛行へインザスカイ♪
♪飛び回れこのマイハー♪
と出ていこうと思っていたのだが、
さすがに3DKのマンションに20年以上住んでたやつが
荷物をスーツケース一個だけにするのって
かなり至難の業だってことがやってみてわかったのである。

やらなくてもわかるらしいのだが、
でも実際にやってみた方がもっとよくわかった。

でも今は、便利屋に頼めば1日で
あっという間にぜーんぶ処分してもらえるご時世、
物理的にはそれほど至難の業でもないよなと思っていたら、

「この3DKの広さとこれくらいのモノの多さですと、
ざっと見積もって40万くらいですねえ♪」

と業者がサラーっと見積り額を言ってきて、
やっぱ至難の業じゃねえか!と考えを改めていたところ、
処分のことを聞きつけた近所のおばちゃん達に

「そんなのもったいない!粗大ごみで捨てれば全然安くできるから!」

なんて言われて「全然安く」という言葉が妙に魅力的で、
思わず素直におばちゃんたちの言うことに従ったという。
いやだって日頃お世話になってるもんだから、
長いものには巻かれろみたいななものもあったしね。

ということで練馬区の粗大ごみ回収や、
民間回収業者を利用して家財道具を処分することとしたのである。

結果として便利屋が40万円かかると言っていたものが、
粗大ごみシール費用の約7万円で金額的には抑えることができたのだが、
便利屋は、40万かかるが1日で完了する。
練馬区や民間の粗大ごみ回収は、
7万円で済んだが、完了まで2か月以上かかったのである。

さて、あなたならどっちをとるか。 笑

ぶっちゃけ2月と3月の2か月間は、
ひたすら「ゴミ捨て」と闘ってた。  

いやあ、長かった。
まじで長かった。
なんてったって居住20年分だからね。
てか子供のころからのモノもあったし、
オカンの遺品もあった。
だから今まで生きてきた分あったのだ。

半べそかいてたね、いや泣いてたね。
思い出に泣いてたのではく
減らない現実に泣いてたね。

もう、捨てても捨てても全然モノが減らなくて
50ℓのゴミ袋がすぐにパンパンになって
気づいたらあっという間に部屋ん中がゴミ袋の山
50ℓってさほど入る量じゃねーなって
ゴミ袋に八つ当たりしてしまうほどである。

でもやろうと思えば、どんじゃかゴミ袋にぶち込んで
マンションのゴミ置き場に出してしまえばいいのだが、
マンションのごみ置き場にもスペースの限界があり、
僕んちだけのゴミでいっぱいにするわけにもいかない。

また、ゴミ出しをする管理人のおばちゃんの処理能力も限界がある。
それは、ゴミ置き場からゴミ収集場所に移す作業があるからだ。
だから僕のレベルでゴミを置き場に出してしまったら、
その作業で管理人のおばちゃんを追いつめてしまう。
結構ご高齢の方だから負担はかけたくないわけで。

また今のご時世、ゴミを捨てるのも結構一苦労で
捨て方のルールが非常に厳しくなっている。
可燃ごみ、不燃ごみ、各種リサイクル、粗大ごみなど、
曜日と種類が事細かに分かれていて
また捨て方まで指示されている。
また大きな粗大ごみが置けるスペースも限られているため、
置くタイミングと個数にも気を配る必要があった。

こんな感じなので、本当は一度にたんまり捨てたかったところを、
毎日少しずつ、可燃の日、不燃の日、リサイクルとか粗大ごみなど、
曜日に合わせて少しずつ、ゴミ置き場の状況を見ながら少しずつ。

費用を安くあげた分、
このようにものすごい制約地獄にハマっていたのである。
捨てたいけど捨てられないジレンマ
捨てたいものが家の中にたんまりある日常

このストレスから離脱したい願望があった、
どうにかして「捨てた!」という気分を味わいたかった
こんな理由なんかもあったかもしれない。
僕は、ゴミ捨ての早い時期に
洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、オーブンレンジなど
いわゆる「白電化製品」を早々に処分したのである。

友人からは「マジか」と言われることをやっちまった。
そう、ゴミ捨てが完了して巣立ちをするまでの
約1か月半、2月中旬から3月いっぱいまで、
上記の電化製品のない、
また、配管が壊れてるのでお湯が使えない、
このような環境下でただひたすら
「ゴミ捨て」に明け暮れていたのである。

この生活については、また別の機会にお話ししよう。

調子に乗って打っていたもんだから
気づけばすごい長文になってしまった
やばい、今後のペースも考えたほうがいいので、
慌ててこのあたりで終了。

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